カーボンボンネット風塗装
04 04 23
ラジコンのボディは自分の自由な発想で塗装でき、これまでも様々なカラーリングの物がありました。
このところのドリフトブームで、より実車に忠実でリアルなボディ作りが求められてるようです。
今回は実車では結構ポピュラーになってきている「カーボンボンネット」風に塗装するワザを紹介します。
それでは始めましょう!
この塗装のキモとなるアイテム!それは台所で使う
「三角コーナーの水切りネット」です!このネットの網目を利用してあの模様を作る訳です。

写真のものは100円ショップで買った物で15枚入りでした。
べつに三角コーナー用でなくても構いませんがネットの網目の形や大きさが物によって違ったりします。
このネットは網目がひし形で目が細かい物です。
これはヨコモの86です。
私はボディの赤を先に塗りましたがしっかり裏打ちしてください、ここに黒など濃い色を吹くので裏打ちしないと色が汚くなります。

ヘッドライトカバーを塗らない時は忘れずにマスキングしてください。
水切りネットを適当な大きさに切ってボンネットに当てて、塗装面より少し大きくなるようにカットします。

大きすぎると塗装する時フェンダーなどに当たってネットが浮いて網目がムラになりやすいです。

もっと丸いボディならネットが浮きにくいのですが86は
角ばってるのできっちりカットした方がいいですね。
かなり解りにくいですがカットした物です。
ボンネットのバルジ部分も浮かないようにカットしましょう。
こんな写真で解るでしょうか?
 
カットが終わったらクリーナーかうすめ液でネットを
脱脂しておきます。

これで準備OKです!
それでは行きましょう!
まず塗装部にポリカ用クリヤーをムラ無く多めに
吹きます。

1分くらい置いて生乾きになったところに先ほど切ったネットを貼り付けます。

ネットを出来るだけ密着させて浮いてる所が無いように
しましょう。
もし密着しなかったらかったらネットの上からクリヤーを吹いてもう一度押しつけます。クリヤーは厚塗りしても大丈夫なので何度でも直せます。
これも解りにくいですがネットを貼り終わったところです。クリヤが乾くまでネットが浮かないように気を付けてください。
特にバルジ周辺は浮きやすいです。
クリアが乾いたら薄く黒を吹きます。 缶スプレーでも
出来ると思いますが、缶をよく温めてなるべく遠くから吹くようにするとムラ無く吹けると思います。

ここでのムラは仕上がりに影響しますがムラを無くそうと厚塗りしてもうまくありません。
「薄くムラ無く」が基本です。

 
黒が乾いたらネットを剥ぎ取ります。けっこうガッチリ付いてる部分もあると思いますが構わず取っちゃってください。
ネットを取ったらその上からガンメタやグレーメタなどのメタリック系の色を吹きます。ここも薄くふくだけで十分です、ムラは気にしないでいいです。 
この色でイメージが決まるので色々試してみてください。面白いですよ。
それが乾いたら裏打ちの黒を吹いて出来上がりです。

ネットの跡が目立ちますが気にしないで大丈夫です。
表からみたトコです。こんな感じで仕上がります。

これはまだ保護フィルムが付いていますが、フィルムを取るともっとキレイです。
多少ムラになる部分もあると思いますが、それでもカッコイイ思います。

後は他の部分を塗装して完成させてください。
保護フィルム取るとホント感動しますよ。
とまあこんな感じです。
この塗装の方法はかなり前からあるものですが、最近のツーリングボディではダクトのメッシュ模様
に使う程度であまり使っていませんでした。 「ドリフト」が流行ったからこそこうして日の目を見た
方法ですね。ボンネットに限らずウイングやフェンダーなど大抵の場所は塗装できます。

実を言うと私もボンネット1枚塗ったのはこれが2枚目でまだまだ不慣れです。
なので紹介しようか迷ったのですが、カッコいいボディが増えてドリフトがもっともっと盛り上がって欲しいと思い、こうして紹介する事にしました。
みなさん、ぜひカーボンボンネットやってみてください。カッコイイですよ〜!