バキューム成型
04 06 12
こないだUPして好評だったヨコモS15ですが、「あのライトパーツどうやって作ったの?」
とか、「バキューム成型って何?」という問い合わせを結構いただいたので今回はバキューム成型を紹介します。
 
結構面倒ですが強度部品でなければかなり複雑な形状でも成型できるので「ど〜しても作りたい部品がある!」って人はやってみるといいでしょう。 難易度は高いですが・・・。
☆始めに「バキューム成型とは」
まず「バキューム成型」を簡単に説明すると、熱を加えて柔らかくした材料(ポリカ板や
塩ビ版など)を作りたい形の型にかぶせて、すき間の空気を抜く事によって材料を型に密着させて型そっくりに成型する成型法です。 
ラジコンのボディから豆腐のパックまで、いろいろな分野で使われている技術で設備と型さえあれば同じ形の製品をポコポコ作れます。
メーカーのように本格的に作ってる所がどんな機械を使っているか知りませんが、私はこの「空気を抜く」のに普通の掃除機を使ってます。
もう少し空気を抜くパワーが欲しいかな?と思うこともありますが・・・  

似たような方法で「ヒートプレス」という成型法もありますが、こちらは同じ様に加熱して柔らかくなった材料を型に押し付けて(プレスして)成型する方法です。
バキュームの様に空気を抜いて型に密着させるわけではないので複雑な形には成型できませんが(雄型と雌型で材料をサンドイッチする方法は別ですが)、空気を抜く設備がいらず比較的簡単なので私も簡単な形のライトパーツはこのヒートプレスで作ります。
ヒートプレスは電飾ボディのページの「電飾ボディ製作」で紹介しています。

私も見よう見まねで始めたのですが、バキューム成型で重要なのは「型」と「材料の加熱具合」だと思います。 
まあこのへんはやってみるとわかると思いますが・・・
☆まず道具です!
バキューム成型をするにはそれなりの道具が必要です。 
模型用で専用の機械も市販されてますが、私は100円ショップで材料をそろえて自作した物を使ってます。 自作と言っても簡単な加工で作れます。
◎電熱器
◎バキューム台
◎材料を抑える木枠
◎掃除機
材料を加熱するのに使います。2〜3000円位で買えると思います。 
バキューム成型するためだけに買いました。

ガスコンロでも出来るかもしれませんが危険なので電熱器を使いましょう。

ちなみにこれは300W−600W切り替え式の物です。
この台に型をのせて、加熱した材料をかぶせて
空気を抜き成型します。

これは100円ショップで買った空缶で、蓋に空気抜きの穴をボコボコ開けました。

缶の横から出ているのは空気を抜く掃除機を繋ぐ
パイプです。

模型用で同様の市販品もありますので本格的に
やりたい人はそれを使ってみてもいいでしょう。
缶の中はこうなってます。

横面に穴を開け掃除機の口を差し込みました。

穴はパイプの大きさの円を描きカッターで少しずつ切って開けました。すき間が開いてもテープなどで塞げば大丈夫です。
材料を加熱するときに使う木枠です。
これが無いと加熱して柔らかくなった材料を持てません。

これも100円ショップで買ったフォトフレームです。
ガラスとストッパーを外して枠だけ2つ使います。
これで材料を上下から挟んで押さえます。

ずれないように一方の2箇所に長めのビスを打ち、もう一方にそのビスがはまるようにしてあります。
このビスで材料も固定します。
台に木枠をかぶせるとこんな感じです。
木枠は20cm×15cmですがもっと大きい物でも構いません。むしろやりやすいかも。

枠が黒くなっているのは材料を加熱した時コゲたためです。

ここまでくると何となくやり方がわかるでしょ?
写真がありませんが空気を抜く(バキューム)ために絶対必要です!

家庭用の普通の掃除機でOKですが強い吸引力を得るためにゴミパックなどは新品にしておきましょう。
◎軍手
これも写真がありませんが材料を加熱するときに火傷しないため必要です。
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